お菓子づくりのスペシャル

おいしいものをつくるのは「人」。
フラワーでは、1世紀先にも愛されつづける「食」企業をめざし、次世代を担う人材育成にも力を注いでいます。

農業研修

私たちは、大地が育てた農作物という生きものをつかって食べものをつくり、それを販売しています。そういう仕事をするうえで大切なのは、命ある生き ものたちをあたりまえのように加工する前に、生きものたちが生まれるプロセス=「生きものたちの根っこの部分」をきちんと知ることだと思います。
それが、農業研修の原点です。

私たちの畑でつかいたい種の最終到達点は、その土地の気候風土にあった昔ながらの在来種です。これは、自家採種ができ、地元の農作物や食文化を守りつたえる貴重な種でもあります。

この種から生まれる生きものたちは、ビタミン・ミネラルなど、必要な栄養素をたっぷり含んで味わい豊か。もし、それだけを食べて生きていけたら、私たちはもっと元気になれるのかもしれないとさえ思っています。

農業研修には、もうひとつ、大切な意味があります。
人間の脳には、神経の高ぶりを鎮める、癒しの元とも呼べる“セロトニン”という神経伝達物質があり、それは、集中力を高めたり、頭をスッキリさせる効果もあるといわれています。
セロトニンの分泌は、太陽の光を浴びることやウォーキングなどのリズム運動で増やすことができるため、自然の中での農作業は、実は社員たちの健康維持にも役立っているのです。

また、農業の経験が少しでもあれば、この先どのような世の中になっても、自分で農業をして生きていける……そんな期待と願いも込めています。

フラワーの社員たちには、光や風、土と触れ合うことで自然の癒しをからだに取り込み、真に健康な社会人になってほしいと思っています。

海外研修

ヨーロッパ生まれの洋菓子やパンをつくる私たちが、ヨーロッパの街や本場のケーキ・パンに触れるのはとても大切なこと。だから、2010年から海外研修もスタートしました。

研修では、フランスやスイスなど、ヨーロッパの各国を3~4人の少人数で旅し、その土地での有名店を視察します。パリでは1日10店舗ほどになることもあり、さらには、有名レストランやマルシェ、美術館などにも、時間の許すかぎり足を運びます。

ヨーロッパの街を歩き、観て、食べて、感じる時間は、心ときめく充実のひととき。本場を見なければわからないことはたくさんあります。どんなに短い期間でも、研修を終え、帰国したあとには1ランクレベルアップした自分に気づくことでしょう。

フラワーでは、農業研修のような日常の地道な学びを「地」の学び、海外研修のような非日常の華やかな学びを「天」の学びと考えています。

私たちの日常は、その「天」と「地」の間に引かれた一本の線上にあります。だから、「天」の学びも「地」の学びも、どちらも欠けてはならない大切な学びなのです。

その他研修

もっと学びたいという意欲のある人には、必要な体制をととのえ、できるかぎりのサポートをします。材料会社などが主催する勉強会や有名職人によるデモンストレーション、プロフェッショナルの講習会、自己啓発セミナーなど、気になるものがあれば、どんどん参加してください。

また、職人にとって一番のスキルアップは試作です。

試作は、3年目なら3年目の、5年目なら5年目の自分が見られる集大成。できあがった試作品は、グランシェフや先輩たちがこまやかに評価し、販売できる商品にするにはどうすればいいか、ちょっとしたヒントをだして手助けします。

試作品がステキな商品となり、お店に並ぶのは、何よりも誇らしく、うれしいことに違いありません。